認定特定非営利活動法人
Being ALIVE Japan

2022年度採択者

長期療養中の子供たちへ 最高の「青春」を届ける

インタビュー

プロジェクトが目指すこと

ー 理事長の北野華子さんに伺います。この事業を始めたきっかけは何でしょうか?

私自身、5歳から約15年間、長期療養生活を経験し、病気や治療のために“諦める青春”も多くありました。一方で“叶えたい青春”があったからこそ、前向きに病気と向き合うこともできました。自身の経験から、治療しながらも「子供たちの成長」、そして長い療養生活に不可欠な「仲間との体験」を積み重ねられる機会を通して、“子供たちの可能性を引き出し、自分で選択できる喜びを感じてほしい”という想いから、この事業を立ち上げました。

ー 主な活動内容を教えてください。

長期療養中の子供たちにスポーツを通して“最高のこども時代「青春」”を届ける活動を行っています。2022年より開始した1泊2日のスポーツキャンプ事業では、アスリートの方と一緒に協働して、野球やラグビーなど、自然の中でさまざまなスポーツを体験できる機会を創出しています。この活動を通して、長期療養中の子供たちやそのご家族の横のつながりをつくり、お互いに支え合いながら病気を乗り越える“TEAM”を全国に広げていくことを目指しています。

「私」の世界を変えるもの

ー 活動をする上で大切にしていることがあれば教えてください。

子供たちの“できること(可能性)”を第一に考えて、活動を行っています。
病気のある子供たちは、身体的な制限があり、「あれをやってはダメ」、「これはしないほうが良い」など、“できないこと”が増えていく毎日を過ごしています。
私たちは子供たちの“できること”にフォーカスしてプログラムをつくり、達成感や充実感を味わうことで、自信につなげていけるよう意識しています。

ターニングポイント

ー 皆さんの活動のターニングポイントについて教えてください。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、事業の中止、もしくは活動の規模を縮小せざるを得ない状況となりました。しかし、2021年の「東京2020夏季オリンピック・パラリンピック」をきっかけに、 “スポーツの力”で病気と闘う子供たちを支える活動に対する再開のご要望を多くいただき、翌年のスポーツキャンプ事業立ち上げにつながりました。

未来につながる力に

ー 今後の展望についてお聞かせください。

宿泊型のスポーツキャンプ事業を全国にて実施することです。長期療養中の子供たちは「病気だから無理をしなくてもいいよ」と、周りから声をかけられることが多々ありますが、“全力で遊び、全力で楽しむ”経験は子供たちの成長の機会に大変重要なものだと思います。
治療しながらでも“誰かと一緒に過ごし、成長できる機会”を多くの子供たちに提供できるよう、事業を発展させ、活動の意義や価値を広く発信していきたいと思っています。

採択者インタビュー

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