特定非営利活動法人
地球対話ラボ

2021年度採択者

対話でつくる自分たちの未来

インタビュー

プロジェクトが目指すこと

ー この事業を始めたきっかけは何でしょうか?

東日本大震災から2年経った2013年。当時、インドネシア・アチェは2004年のスマトラ島沖地震から9年が経過し、復興を遂げていました。被災した東北とアチェの子供たちの交流を通して双方が学び合い、負の経験を自分たちの未来を描く力にしようという想いで活動を開始しました。被災地の1つである宮城県東松島市と、当団体のある東京都大田区が「災害時相互応援協定」を結んでいたことにより、東北とアチェの子供たちによる国際交流事業として活動を継続しています。

ー 主な活動内容を教えてください。

国際交流はリモートにて実施しています。子供たち自身がお互いの国や地域について知ることはもちろん、自分たちの生活や文化を他国へ発信する経験を通して、ふるさとの良さを見つめなおし、その豊かな環境に気付く機会を創出しています。

「私」の世界を変えるもの

ー 活動をする上で大切にしていることがあれば教えてください。

「双方向」であること、そして「対話」を大切に活動しています。
一方的に話すのではなく、双方向にさまざまな対話が自然に起こるよう、各校のご要望や参加する子供たちの情報を事前にヒアリングするなど先生方と連携しながら取り組んでいます。
国籍や文化もまったく違う人との対話になるため、その違いからたくさんのことを学んでいただけるよう進行や内容も工夫しています。話すことでお互いに分かりあい、交流が深まる様子にとてもやりがいを感じます。

ターニングポイント

ー 皆さんの活動のターニングポイントについて教えてください。

現代の教育は“子供たち一人一人の個性や興味に寄りそって学びを伴走していく”という方向に変わり始め、その移行期であると感じています。まさに今、私たちの活動もターニングポイントを迎えています。クラス単位の多人数での交流からグループ単位の少人数での交流へ、また年に1回の単発的なイベント開催から複数回にわたる継続的な活動へと、子供たちの多様な興味にそって事業を進化させていけるよう取り組んでいます。

未来につながる力に

ー 今後の展望についてお聞かせください。

地理的な距離はあるものの、日本とインドネシアの子供たちがお互いを尊重しながら協力して課題に取り組む力を育めるよう事業を発展させ、継続していきます。
また、より多くの学校にこの国際交流事業へご参加いただけるよう、幅広いネットワークを築くとともに、各校のご要望に応じて柔軟に対応できる体制を構築していきたいと考えています。

採択者インタビュー

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