車いすバスケットボール(パラスポーツ)
2022年度採択者
5歳のときに病気になり、車いす生活となりました。小学3年生のときに学校の授業で体験した“車いすバスケットボール”がとても楽しく、それをきっかけに私が参加できるチームを探してもらい、競技として取り組むようになりました。
競技用車いすを操作しながらのドリブルやシュートのほか、スピード感や車いす同士の激しいぶつかり合いなどが魅力です。また、チーム全体が一丸となって目標に向かって進むことで強い絆が生まれ、息のあった連携プレーや試合中の一体感も見どころだと思います。
シュートまでの動作が遅く、相手にブロックされてしまうことが多いため、シュートをはやく打てるように意識しています。また、タフな体力とめげないメンタルが自分の強みなので、攻守ともに強気なプレーを目指して、チームに貢献できるよう練習に取り組んでいます。
現所属チームの「カクテル」に入部してからは国内外問わず遠征に行くことが増え、移動やお風呂などの日常生活も自立し、“何でも自分でやる!”という意識が芽生えました。
競技のことだけではなく、日常生活においてもたくさんのアドバイスをしてくださるチームの先輩方は心強く頼りになる存在です。
「カクテル」に入部したことです。
カクテルは2023年の皇后杯にて8年連続日本一に輝きました。日本代表クラスの先輩たちと練習する中で刺激を受け、“海外の選手とも対等に戦える選手なりたい!”と強く思うようになりました。
日々、両親に送迎をしてもらったり、チームの仲間と切磋琢磨したり、たくさんの方々のサポートによって、恵まれた環境で車いすバスケができています。常に感謝の気持ちを忘れず、パラリンピックや世界選手権でメダルをとって恩返しできるようにがんばります!