スキー スノーボード アルペン
2020年度採択者
小学5年生のときに、所属するスノーボードチームのコーチにすすめられたことがきっかけです。先輩からお下がりのアルペンボードを譲ってもらい、競技をスタートしました。
私が住んでいる白馬村は、360度大自然に囲まれ、季節や天気によって毎日景色が変わるところが魅力だと思います。スキーやスノーボードなどをしている方が多いので、村全体がウィンタースポーツに理解があります。スキー場での練習の際はたくさんの方が声をかけてくださり、村の皆さんの応援が励みになっています。
アルペン競技は並行にセットされた2つのコースを、2人同時にスタートして、タイムを競う競技です。単にタイムを追い求めるだけでなく、相手の選手との駆け引きが見どころです。
できなかったことよりもできたことを思い出して、常に良いイメージを持つことを心がけています。また、ネガティブな気持ちになったときも、それを素直に受け入れて、緊張や不安を感じすぎないよう、コントロールしています。「緊張や不安があっても良いんだ」と思うことで気持ちが楽になり、良い精神状態で試合にのぞめます。
ワールドカップに出場するための基準をクリアすることです。そのために、海外のレースに積極的に参戦し、ポイントの獲得に励んでいます。また海外の選手と対等に戦えるよう、滑りの質を上げるとともにフィジカルの強化に取り組んでいます。
2020年3月に距骨を骨折してしまったことが、自分のターニングポイントだと思います。
初めて骨折と聞いたときは、それまで大きな怪我をしたことがなかったので、すごくショックでした。迫るシーズンに焦りを感じ、精神的につらいと感じることが何度もありましたが、まわりのコーチやトレーナーの方々、家族や友人に支えられながら、怪我を克服することができました。
オリンピックへの出場とメダルの獲得です。スノーボード・アルペン競技ではまだ達成されていない金メダルを目指し、競技活動に励んでいきたいと思います。また、この競技の魅力を発信し、ファンを増やすことが目標です。